伊奈川林道 – 空木ルート 復旧状況 2026/04/17

調査報告

2025年8月3日の土石流等で被災した伊奈川林道-空木ルートの復旧状況を確認した。

確認したのは地点①、②、③の3ヶ所になる。

地点①は沢斜面上からの落石と、路肩崩落が発生していた箇所になる。

地点①の状況

地点②は完全復旧していた。

1枚目の写真は復旧した現状で、2枚目の写真は2025年10月30日撮影の写真。

この現場は路肩が道路半分程度まで崩落していた。復旧工事では崩落した路肩部分を掘りこみ、そこを土嚢で充填することで、道路面を復旧していた。3枚目の写真は対岸から見上げた様子。

地点②までの間で新たな落石が確認された。規模はこれほどでもないが、落石は複数個所で確認された。冬季に岩の間の水が凍結したことによる浮石が原因と考えられる。

地点②の状況

 地点②は完全復旧していた。

1枚目の写真は復旧した現状で、2枚目の写真は2025年10月30日撮影の写真。

流木や土石を除去し、流失した部分は土嚢で充填していた。水路も土砂が除去されることで、機能を回復していた。

地点③の状況

地点③は復旧工事が始まっておらず、徒歩でも対岸に渡る事は不可能な状況のままだった。

1枚目の写真が現状で、2枚目の写真が2025年10月30日撮影の写真。

地点③の道路上にあった流木等は撤去されていた。1枚目の写真が現状で、2枚目の写真が2025年10月30日撮影の写真。

両岸とも急峻に切り立った状態で浸食が進んでおり、対岸の道路に上がる事が非常に難しい状態。

今時点でも、伊奈川林道空木ルートを利用することは出来ないと判断される。唯一のルートは伊奈川渡渉+中八丁ルートとなる。空木岳からの下山者に対して、中八丁ルートと伊奈川林道ルートとの分かれ道となる金沢土場に中八丁ルートへの案内板を掲示する必要がある。但し、伊奈川増水時は渡渉に大きなリスクを伴う為、この中八丁ルートも通行不可となる。登山者に対して、木曽殿山荘に状況を尋ねるなど、伊奈川への下山を開始する前の情報収集と判断が求められる。

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