おさらい談話室

げん(元)ちゃん

今日3月9日は元ちゃんとゆきちゃんが3月16日に企画している有機栽培講演会のプレ・ミーティングの日。題して「おさらい談話室」@大桑村役場・図書館談話コーナー。

16日の有機栽培講演会は去年に続いて2回目だそうだ。そこで元ちゃん、ゆきちゃんから昨年の講演会の内容も踏まえて、いまいちど有機農法についておさらい会をするという案内が来たのだ。

談話会は結構盛り上がって、気が付いたら2時間経ってた。いろいろな事を教えてもらったけれど、自分なりに要点をまとめてみる。

有機農法は畑の微生物を活躍させる農法。畑の微生物は草(緑肥)や堆肥、牛糞などを分解して栄養分を生成する。この栄養分が美味しい野菜を実らせるのだ。
有機農法の対極が慣行農法。慣行とは習慣的に行われている事を意味するので、慣行農法とは現在広く一般に行われている化学肥料や農薬を使った農法を意味する。

慣行農法に対して有機農法はどういったところが違うのか。慣行農法は土に不足している栄養分を化学肥料によって補い土の栄養分を調整する農法であるのに対して、有機農法は土の中の微生物自らが土のなかで栄養分を生産する農法だ。つまり、土を自立させるわけだね。

土が自立すると何がうれしいか。それは手間が掛からないってことだよね。微生物が頑張れるように土を整えてあげればよい。では、整えるってどういうこと?微生物の立場で考えれば、食べる物があって、適度な温度と水分と酸素がある環境を用意するってことだそうだ。食べ物は草(緑肥)や牛糞などで良い。村には酪農家を何軒かあるから牛糞は村内調達も可能。

有機農法で育てる野菜は微生物が作った栄養分を摂取して育つ。そうすると次第にその土に合った野菜になっていくらしい。ここからは主観も入るけれど、化学肥料を使った慣行農法野菜は形や収量では有機農法に勝るけれど、例えばスーパーで買った野菜と自分の畑で作った野菜では味が違う。自分の畑の野菜の方がずっと旨い。これって、野菜自体が微生物が作り出した栄養に適用するんじゃないかと思う。自然の循環サイクルの中で育った野菜の方が野菜自体が無理してないから美味しくなる、つまり野菜が十分に養分を蓄えるってことなんだろうな。

雑草をどうするかは幾つか考え方があるらしい。有機農法では雑草を抜かないとか、若いうちに刈り取ってそのまま堆肥にするとか、、、必ずしも抜かなくていいらしい。ちょっと(かなり)試してみたくなってたぞ。話のなかで、農薬を使うと害虫だけではなく害虫の天敵(蜘蛛とか)も駆除してしまうので、一旦害虫が想定外の発生をすると手に負えなくなるそうだ。なんだか何もしなくても収穫できるような気がしてきた。

土を自立させて、出来るだけ自然の循環に任せる農法、それが有機農法だって理解した。正にSDGsだね。

談話室から帰ってから自分の畑を見たんだけれど、なんだか微生物が見えるような気がしてきた。今年は微生物の事を考えながら畑仕事しよっと。

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