30日間の熱い戦い

げん(元)ちゃん

小川の元ちゃんの田んぼを見てきた。土はトラクターで混じってあって、水が入れられてた。準備がはじまったらしい。

和村で元ちゃんに遭遇したので、「はじまったねー」って言ったら「30日間には足らないんですけどねー」と。 ん?30日間って何??で、元ちゃんにいろいろ聞いてみた。

田んぼは混じってから30日間は水を張っておきたいそうだ。元ちゃん曰く、その目的は大きく二つ:

  • トロトロ層の造成
  • 除草

トロトロ層の造成

トロトロ層っていうのは微生物層だそうだ。どろんこ沼なんかの表面に浮いてるトロトロの層がそれらしい。微生物によって田んぼを肥えさせるわけだね。有機農法を追及しているってことだから、そこがとっても重要なんだな。化学肥料とかを使うと微生物も減っちゃうらしい。納得、納得。

除草

除草は水を張ることで雑草の種を無理やり発芽させることで達成するんだって。雑草の種って水がないとそのまんまの状態でずっとず~っと息をひそめていて、条件が揃うとボワッと生えてくるらしい。元ちゃんは農薬に頼りたくない。だったらぼーぼー生える前に元(もと、げんではない)から絶つ!ってわけだ。水を張ることで雑草をむりやり発芽させて、チェーン除草機というチェーンを引っ張る除草機をかけると、発芽した雑草は根っこが抜けてミニチュアもやしみたいな状態になって水面に浮いてくるらしい。そこを再度代掻きしてやることで一気に雑草退治する作戦なんだって。この発芽の条件については、水温何度Cで何日間放置すると何パーセントが発芽するとかデータがあるそうで、それをベースに段取りを作るそうだ。

以上をまとめると、水を入れてからミッションコンプリートまでは時間がかかるってことだ。これが30日の理由なんだね。なかなかシビアな戦いだ。でも、30日間も待ってられないんだよね、、今日は6月8日だし。

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