元ちゃんの田んぼ、田植えがまだ。近所の田んぼはとっくに田植えが終わってる。なんで???

元ちゃんに聞いてみた。今年は苗の準備に失敗しちゃって現在第二ラウンド準備中なんだって。
村の広報にも出てたけど、元ちゃんは去年「いもち病」の洗礼を受けたんだよね。休耕田って富栄養化するみたいで、それが引き金になったらしい。休耕田で稲作が元通りにできるようするには3年位かけて栄養分を抜くんだそうだ。そういう事でいろいろ学んだ元ちゃんは、今年は消毒に細心の注意を払って最新の技術を使ったそうだ。
そもそも種もみの消毒に大きく分けて薬剤消毒と温湯消毒の二つがあるらしい。有機農業を目指す元ちゃんは薬剤は使わないってわけで温湯消毒を選ぶわけだけど、これが難しいらしい。通常は59度から62度の間で10分程度消毒するそうだが、この温度管理、結構シビレるみたい。去年は60度で10分やったってことだけど、去年の事が頭から離れない元ちゃんは今年新しい方法を試したそうだ。
いろいろ情報を探す中で、種もみの水分量を10パーセントまで落とせば65度でも大丈夫って記事に出会ったんだって。で、この温度をヨーグルトメーカーを使って管理して発芽実験したらうまく行きそうってことで、ぜーんぶ65度で殺菌してみたら、なんと種もみ集団昇天してしまったそうな。これが第一ラウンド。新しくて普及していない技術はリスクがあるってことだね。
第二ラウンドが今ビニールハウスで育っている苗たち。これに加えて、「風さやか」と「あきたこまち」の種も蒔いたそうだ。こっちも覗きにいかないとね。
ということで、元ちゃんの田んぼで田植えが始まるのは6月中頃かな?
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