戦いの武器

げん(元)ちゃん

広報おおくわ2023年9月号の地域おこし協力隊活動紹介欄に元ちゃんが登場してる。

元ちゃんが追及している有機栽培の話をみんな聞きたいんじゃないかなぁって強く思わせる寄稿になってる。

この寄稿、写真が2枚掲載されている。八反取りとチェーン除草機の写真。でも本文にその写真についての記載がない。なので、ここで勝手に解説することに決めた。なお、ここの記述は一部以前のブログ内容と重複してるけどご容赦を。

チェーン除草機

まず、チェーン除草機。横棒に金具で並べて取り付け、その金具に短くしたチェーンをたもの。これを田んぼの土の表面を滑らせて除草を行う。元ちゃんはチェーンのカット、金具の取り付け、チェーンと金具の結束等、全部自分でやってる。

この除草機をこんな感じで引っ張って除草する。

特徴的な工夫は、横棒に平行して取り付けられている塩ビパイプ。これはフロートの役割をしていて、チェーン除草機が土の中に潜り込むのを防ぐ。1年目は潜り込みで苦労したということで、2年目に登場した仕組みとか。

実際のチェーン除草機による除草作業の様子。

チェーン除草機を使った除草作業

このチェーン除草機は稲が植えられている状態では、稲の植え付け列方向に引っ張る。稲の苗の上を滑らせても苗に影響は無いそうだ。

八反取り

次に八反取り。チェーン除草機は稲の植え付け列方向に向かって除草するけれど、そうすると稲植え付け列の稲と稲の間(稲の隙間)に草が残ってしまう。この残った草を除草するのが八反取り。

この八反取りは、元ちゃんのお父さん(木彫作家)が手作りしたものとか。確かに柄に味があるね。

この八反取りは草取り面に尖って曲がったステンレス爪が沢山取り付けられている。この爪で除草を行う。

実際の八反取りによる除草作業の様子。

八反取りを使った除草作業

有機農法は化学的な除草剤を使わないから、雑草と真正面から戦うんだ。けれども元ちゃんが寄稿にも書いているように、その戦術を教えてくれる指導者の数が限られているらしいので、こういった除草方法についても指導を得るのが難しいそうだ。

ということは次は元ちゃんが指導者として活躍する番だね。

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