2023年7月18日、小川地区の田んぼに来てみた。
元ちゃんが田んぼの中で何かしてるところに遭遇。
苗と苗の間の隙間が大きな所に苗を追加で手植えしていたようだ。
「生育の状態が異なる苗を植えるのは良くないんですけどねー。でも苗と苗の間に草が生えるよりはいいかな」と元ちゃん。なるほど、やっぱり有機農法は農薬が使えないから日々雑草との戦いなんだ。
元ちゃんが苗を植えていた田んぼの下にも田んぼがある。3日程前に見た時は水が無くなっていた。

だけれど、今日はたっぷりあるし、トラクターでかき回した後のようだ。

「田んぼの水、抜けちゃうの?」って聞いたら、「休耕田は保水能力が失われているんで、放っておくと水が抜けちゃんです」と。
「おまけに、この田んぼは排水が上手くできなくて、水を入れっぱなしもできないんですよ」。
え??水は保てないし、排水もうまく出来ない、、、そんな田んぼあるの??

へー、そうなんなのってあるんだぁ、、、とびっくりしながら田んぼを見ると、トラクターの横は何だかジャングルみたいな原野になってるけど、、、ひょっとしてこの田んぼって、元ちゃんが耕作する前はこうだったの???
元ちゃんに聞いたら、「そうですよ。でも自分がここに来たときは草は自分の背丈よりも高くて、もっとすごかったです。これでも一回耕したんですけど、こんな状態にもどっちゃいました。もう、農作業っていうよりも土木工事ですよね」。

確かにここは色々な種類の雑草が生えているから、一年放置したらこんな感じまで戻っちゃうよね。
今、苗が植わっている上の田んぼも、元ちゃんが来た時にはどこが畔なのか分からない状態だったそうだ。今は土木工事が終わってきれいだけれども。

そんなドドド原野をここまで復活させるってのは並大抵の苦労じゃないなぁ。元ちゃん曰く、人類の歴史の上で人が農耕地を放棄するなんてことは一度もなかったそうだ。人口が右肩上がりだったら食料確保で新規開拓をすることはあっても田んぼを放棄するなんてあるはずないよね。だから、休耕田を元に戻すなんて今までだれもやった事がなくて、その方法が確立していないそうだ。元ちゃんが手探りでいろいろ試している理由、わかりました。
元ちゃんが言うには、村に来た時に自分の農耕地は自分で探さないといけなかったそうで、おまけに村の中で耕作地を探すに当たって周囲に耕作中の田んぼが無い休耕田で有機農法を行う事!という条件が付いていたそうだ。それってボツンと一軒家的な休耕田だよね。だから、今の休耕田(原野)を選択することになったんだって。これって有機農法が既存農法に悪影響を与えるってこのなのかなぁ???この辺りの理由、追加調査が必要だな。
めちゃくちゃ厳しい条件下で有機農法の成果を出そうとしている元ちゃん。まずはそういう現実を皆に伝えないといけないね。


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